法政大学
グローバル教養学部
世界史 入試傾向と対策ポイント

概要（出題範囲、出題量、出題・回答形式）

古代～現代の範囲です。西洋史・東洋史共に出題されます。

大問３題の出題です。小問は６０～８０題程度です。時間内に解き終えるには、時間配分に注意が必要です。

記述式問題とマークシート法による選択式問題との併用です。短文論述の問題が出題されることもあります。記述式問題では、実際の人名や地名が問われます。選択式問題は、語句選択問題や正誤問題が中心です。

出題内容

西洋史・東洋史共に出題されますが、年度によって、その比重は異なります。西洋史は、ヨーロッパからの出題が中心です。一国史としてアメリカがとりあげられることもあります。東洋史は、中国史が中心です。小問レベルでは、朝鮮や台湾、インドや東南アジアなど幅広く出題されます。
地理的な内容を含む問題が多く出題される傾向にあります。

対策

法政大学法・文・経営・人間環境・グローバル教養学部の世界史の問題は、問題の一部に、深く学習しておかないと解くことが難しい問題が出題されます。しかし、全ての問題が難しいというわけではなく、対策の基礎は教科書でカバーすることができます。なので、まずは、教科書を精読することから対策を始めましょう。
教科書学習のポイントは、教科書の本文や太字の部分だけでなく、注釈や地図・図にもしっかりと目を通すことです。基本事項をおさえ、歴史の流れをしっかりと頭に入れましょう。
地名が出てきた場合は、必ず地図で確認します。法政大学法・文・経営・人間環境・グローバル教養学部の世界史の問題は、地理的な内容を含む問題が多く出題される傾向にあります。なので、地図・地名は正確に暗記しておきましょう。地図・地名を暗記する時、その土地に関連する事項(出来事や関連人物など)もおさえておくと、実際の試験で解答を導き出す際のヒントになります。
教科書は、様々な種類のものが出版されています。そのため、１冊の教科書だけでの学習では、全ての重要事項をカバーすることが難しくなってしまいます。なので、用語集や世界史事典などを活用して、知識を補充しておいてください。用語集は、山川出版社の『世界史Ｂ用語集』をおすすめします。

記述式問題では、具体的な人名や地名を記述させる問題が多く出題されます。なので、重要語句の暗記は、実際に手を動かして書いて覚えましょう。特に、難しい漢字が使われる中国史は要注意です。文字のミスで減点されてしまうことのないよう、正確に覚えましょう。

選択式問題では、語句選択の空所補充問題や正誤問題が多く出題されます。難易度が高いのは、正誤問題です。通常、正誤問題というと、「正しいものを(誤りを)１つ選べ」という問題が出題されることが多いと思います。しかし、法政大学法・文・経営・人間環境・グローバル教養Ａ学部の世界史の問題だと、これに加えて、「正しいものを全て選べ」などの形式で出題される問題があります。これらの問題は、基礎をしっかりと固めておかないと解答することが難しい問題です。過去問をよく研究し、しっかりと対策をしておいてください。

論述問題は、２０～４０字程度の短文論述です。対策のポイントは、用語集の説明文を参考に、５０字前後でまとめることができるように練習しておいてください。論述問題の場合、書いた文章を、先生や世界史に詳しい人に添削してもらうこともおすすめします。

法政大学法・文・経営・人間環境・グローバル教養Ａ学部の世界史の問題は、難易度は高めですが、基礎を固めておけば対応することができる問題です。苦手や未学習の部分をつくらないように、対策を進めていってください。