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慶應義塾大学を目指す
受験生に多い「落とし穴」

ここでは、慶應義塾大学を目指す受験生に多い落とし穴、よくある勉強法の間違いを挙げています。
頑張っているのに成果が出ていない受験生の場合、勉強の方向性や内容そのものを間違えていることが多いので、当てはまることがないかチェックしてみてください。

英語編

学部ごとの傾向の違いを把握していない

慶應の場合、同じ英語でも、学部ごとに試験傾向にバラつきがあります。
試験時間も、文120分、法80分、経済100分、商90分と差があります。出題ジャンルも、討論文、インタビュー文、小説、エッセイと多岐にわたります。

また、SFCの2学部は英語も独特です。総合政策は2,420語、環境情報は2,100語と、法、経済、商、文よりもさらにボリュームが多くなっています。内容的には、速読一本槍の試験で、英文に慣れている帰国子女のような受験生に有利と言える試験です。

具体的な設問を見ていくと、1つの文章に対して読解問題と20問程度の空欄補充が同時に出題されるなど、読解力だけでなく、単語や熟語の意味をいかに理解しているかが問われる構成となっています。

早稲田のように、「政経・法など難関学部の対策が他の学部にも通用する」ということがないので注意が必要です。慶應合格を目指すなら、志望学部の過去問の特徴を把握した上で、的確な勉強をすることがより重要です。

「超長文」に対応できていない(文学部など)

慶應の英語は、私大のなかでも特筆して長文の量が多いのが特徴です(いわゆる超長文)。文学部の場合、以前は 「2,000語近い超長文1題+難易度の高い自由英作文」という独特の出題形式が定番でしたが、2014年からは長文1題のみの形式に変更されました。

内容としては、ある文章に対しての具体的な内容を120~150字程度の日本語で説明するものや、英文を日本語に訳すもの、日本語を英語に訳す問題が2年連続で出題されています。
慶應の英語を攻略するには、膨大な量の英文を、時間内に読みこなすことが不可欠です。つまり、「速読」が欠かせません。ただ、「速読は重要」とわかっていても、効果的な対策ができている受験生は多くありません。

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国語編

SFCの小論文は他学部とは別物

SFCの2学部は、「英語もしくは数学」と「小論文」の2科目受験です。

ですので、小論の配点比率が高く、内容的にもかなりハードです。資料の量も相当多く、読むだけでかなりの時間が必要です。また、社会問題や時事問題についての深い背景知識も求められます。文系学部の小論文とは全く別物だと心得て、本格的に対策することが必要です。

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社会編

教科書レベルの勉強しかしていない

私大最難関校である慶應は、日本史・世界史の入試レベルも非常に高くなっています。教科書に書かれている用語程度の知識では、慶應の出題する、重箱の隅をつつくような精緻な知識問題に太刀打ちできません。慶應合格を勝ち取るためには、教科書を超えた詳細な知識が必須です。教科書の学習に加えて、資料集や用語集を熟読し、深い知識を身につけておくことが、慶應受験の前提条件となります。

テーマ史対策を怠っている

学校の授業では、慶應入試に頻出のテーマ史の対策をすることはほとんどありません。なぜかというと、授業のベースとなる教科書が出来事や物事を時系列で追っており、テーマ史に対応した構成になっていないからです。そのため、慶應志望の受験生はテーマ史を独自で勉強するしかありません。テーマ史に関した問題のボリュームを考えると、テーマ史の自学自習ができていない受験生の合格は、かなり難しいと言えるでしょう。

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小論文編

慶應独特の「小論文」の出題傾向や内容を知らない

慶應の文系学部の場合、入試科目に「国語」がありません。
国語のかわりに「小論文」が課されます。学部ごとに内容は独特で、名称も異なります。法学部は「論述力」という科目で、専門的な資料を読み解き、構成、発想、表現する能力が求められます(制限字数1000字)。商学部のB方式(小論文受験)は数理パズル的な内容で、数学の試験はなくても数理的思考能力がある受験生を選抜しようという意図がうかがえます。
学部が違うと、小論文の内容もかなり異なるので、それ踏まえた上での対策が必要です。

SFCの小論文は他学部とは別物

SFCの2学部は、「英語もしくは数学」と「小論文」の2科目受験です。
ですので、小論の配点比率が高く、内容的にもかなりハードです。資料の量も相当多く、読むだけでかなりの時間が必要です。また、社会問題や時事問題についての深い背景知識も求められます。文系学部の小論文とは全く別物だと心得て、本格的に対策することが必要です。

配点比率を踏まえた受験対策ができていない  

SFC(総合政策、環境情報)以外の学部では、小論文の得点比率はそれほど高くありません。
英語や数学、地理歴史で8割以上とれていれば、小論文がそれほど出来ていなくても合格ラインに到達することもできます。
また、公表はされていませんが、法学部、経済学部の場合、英・数/地歴の2教科で一定ライン以上に達しないと、小論文は採点対象になりません
ですから、法、経済、商、文など文系学部を目指す場合、まず対策すべきは英語や数学、地理歴史になります(小論文を疎かにしていい、というわけではありませんが)。科目の配点等も考慮した上で、受験戦略を立てていくことが必要です。

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数学編

文系学部でも「数学」があることを知らない

慶應の場合、文系学部でも伝統的に「数学」が重視されます。
ただ、慶應志望の受験生やその保護者の方でも、入試で数学を課されること自体をご存じないケースがあります。
地歴選択もできますが、法学部の場合、B方式(地歴)は英語・地歴ともに相当に難易度が高くなっています。経済学部、商学部では、数学を選択した方が入試の門戸も広がる場合もあります。
また、経済学部などは授業でも数学が重視されるので、数学が苦手だと入学後苦労する懸念もあります(特に慶應の経済学部は、他の大学の経済学部に比べても数学を重視します)。

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理科編

時間配分を意識した対策ができていない

慶應では、化学・物理それぞれに個別の試験が設けられているのではありません。化学・物理2教科を合わせた試験を行います。試験時間は2教科で120分です。どちらの問題もボリュームが大きいため、時間配分が合格のカギになってきます。普段の学習でも時間を計って取り組んだり、問題の難易度判断して取りかかるなど、慶應入試を想定した学習をしなければ、本番で焦って実力を十分に発揮することができなくなります。

難易度の高い問題に取り組んでいない

私大最難関の慶應は、化学・物理の試験にも、もちろん難問が揃っています。教科書や教科書準拠問題集の典型的な問題しか取り組んでいない受験生は、慶應の出題する応用問題に歯が立ちません。標準的な問題を解けるようになったら、難易度の高い問題集で問題演習の経験を積み、応用力を養う必要があります。

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受験勉強全体

東大併願組の多さなど、慶應入試の厳しさを把握していない

慶應の場合、東大受験生が併願することもかなり多いです。
2012年度からセンター利用方式は完全廃止になりましたが、かといって、慶應専願の受験生が有利になったかというと、一概にそうとは言えません。例年、東大文Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ生の併願合格率は、法学部が約50~60%、経済学部が約55~85%、商学部が約80~95%となっています。

慶應に合格するには、こうした東大の併願組みとも競わなければなりません。
こういった慶應受験の厳しさを把握できていない場合は、認識を改め、受験対策を見直す必要があります。

附属枠、指定校推薦枠の多さ (=一般入試枠の少なさ) を知らない

慶應の場合、附属枠や指定校推薦枠もかなり多いのはご存知の通りです。
定員の内訳をみてみると、法学部などは、定員のうち附属推薦が過半数を超えています(一般受験は半数以下)。経済学部は、定員のうち附属推薦が約3分の1以上です。
それだけ、一般受験は難易度が高く、かなり門戸が狭いことがわかります。慶應志望の場合、こうした事情も知った上で対策することも必要です。

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