学習院大学
経済学部
世界史 入試傾向と対策ポイント

概要（出題範囲、出題量、出題・解答形式）

学習院大学 経済学部の世界史は、大きく３つの特徴があります。

　・問題数が多い
　・記述式問題が出される
　・地理的な知識を問う問題が頻出

こうした傾向に合わせ、学習院大学 経済学部の世界史で合格点を取るための対策を、これからお伝えしていきます。

古代～現代の範囲を中心に出題されます。西洋史・東洋史共に出題があります。

大問５題の出題です。小問は100題前後あります。試験時間が60分であるため、時間内に解き終えるには、スピーディーに解き進めなければなりません。

マークシートによる選択問題と記述式問題との併用です。短文論述の問題が出されることもあります。

出題内容

古代～現代までまんべんなく出題されます。2015・2016年度は現代史からの出題は見られませんでした。西洋史と東洋史はバランスよく出題されます。
分野別にみると、政治史や経済史が中心の問題構成です。ただ、文化史や地理的な要素を含む問題も出題されます。

対策

合格点を取るポイント

やや難しい問題も出されますが、問題の大半は教科書レベルの問題です。合格点を取るには、まず教科書を使った基礎を固める学習からはじめましょう。
教科書を使った対策のポイントは、本文の重要事項だけでなく、その事項に関連する人物や地域名、作品などの細かな知識も調べて関連させて覚えることです。そのためには、本文だけでなく、注釈やコラム、図や表にも注目して熟読しましょう。
また、記述式問題では、重要語句は全て正しい表記で記述しなければなりません。書き間違いで点を落とすことのないよう、重要語句は全て手で書いて覚えるようにしましょう。

ただ、教科書を使った学習には注意することがあります。学習院 経済学部の世界史は、出題範囲が広いため、入試に必要な全ての重要事項が教科書に載っているとは限りません。そうした時、用語集を使った学習が非常に役立ちます。山川出版社の『世界史B用語集』や三省堂の『詳説　世界史用語辞典』など、複数の用語集が出版されているので、学習院 経済学部の傾向に合ったものを選ぶと良いでしょう。
用語集は、大きさも小さく、持ち運びに便利なので、隙間時間の学習にも最適です。用語集を活用し、知識を補充しましょう。また、学習院 経済学部の入試問題に詳しい人に、具体的な問題傾向や対策を講じてもらうのも良い対策です。押さえておくべきポイントを絞って教えてくれるので、短期間でも合格に直結できる力を養えます。

地理的な知識を身につける

学習院 経済学部の世界史では、地理的な知識を問う問題が頻出です。実際に地図を使った問題でなくても、世界史の中で主要な地域や河川などの名称が問われます。

対策のポイントは、地図は時代別に整理して覚えることです。
世界史では、時代によって国の位置や名前が変わることが多くあります。そのため、学習していく中で、時代や位置が混同し、わからなくなってしまう場合があります。どの地図がどの時代のものか、時代別に整理して覚えることをおすすめします。

ただ、学習院 経済学部の世界史は、時代が古代～現代と幅広いため、全範囲を網羅して学習しようとすると量が多く大変です。このような場合は、学習院 経済学部の世界史に詳しい人に、傾向に合わせた対策を講じてもらい、効率の良い対策を進めていくのも良いでしょう。

論述問題対策

学習院 経済学部の世界史では、重要事項の概要を１行程度で簡潔に説明させる短文論述問題も出題されることがあります。
短文論述で合格点を取るポイントは、用語集を活用することです。なぜなら、用語集は、重要事項について短く簡潔に解説が書いてあるので、論述のまとめ方の参考になるからです。論述問題が苦手な場合や、まとめ方がわからなくなってしまった場合は、ぜひ参考にしてみましょう。また、論述力は、自己採点だけではなかなか向上しません。論述問題を解く時は学習院 経済学部の世界史に詳しい人に添削してもらうと良いでしょう。「正しい解答の導き方」や「点がとれる解答の作り方」を教えてくれるので、合格に繋がる論述力を身に付けられます。