学習院大学
法学部
日本史 入試傾向と対策ポイント
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このページでは、学習院大学 法学部の日本史入試問題の「傾向と対策ポイント」を解説しています。
学習院大学の法学部を目指す方には日本史入試の合格のヒントがきっとありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
概要(出題範囲、出題量、出題・解答形式)
学習院大学法学部の日本史は、大問5題(各20点)です。そのうち2題がマークセンス法による選択式、残りの3題が記述式です。
解答個数は、2014・2015年度は70個、2016年度は60個でした。試験時間は60分です
リード文が長いので、分量は多く見えますが、実際にはそれほどではありません。しっかりと基礎知識を固められていれば、制限時間内に解き終われる量です。
例年、大問1・2・3がマークシートの選択式、大問4・5が穴埋めの記述式か、設問形式の記述式です。
出題内容
古代から近現代まで幅広く出題されています。時代を通したテーマ問題が出題されることに特徴があり、教科書とは違った角度で歴史をとらえた問題が出題されます。
分野別では、例年政治史の出題が多い傾向にありましたが、2014・2015年度は文化史の比重が高い出題でした。また、2016年度は〔1〕で古代~現代の道路や交通をテーマとし、社会・経済のみならず、政治・文化についても幅広く問われました。
史料問題は、大問としての出題はありません。ですが、リード文の一部に史料が引用される形で出題されます。
対策
合格点をとるためには
学習院 法学部の日本史は、設問の大半が教科書レベルの内容です。ただ、難問も出題されるため、日本史がかなり得意な受験生でも、高得点を取るのは難しいと言えます。ですから、基本・標準の問題に加え、難問も解けるように対策するよりも、基本・標準問題だけでも確実に得点できるように対策することが、合格するには必要と言えます。
まずは、教科書をベースに対策を進めていきましょう。
ただ、教科書の太字だけを暗記すれば良いというのではありません。教科書学習のポイントは、重要用語の暗記ばかりに一生懸命にならないことです。
重要用語に目を向けるよりも、教科書全体を体系的に理解し、歴史を流れとして掴むことが大切です。流れを掴んでいくうちに、重要語句も自然と頭に入っていきます。
そして、歴史の理解をさらに深めるために、重要用語の周辺語句から知識を広げていくことをお勧めします。
教科書だけでは、出来事・事件の概要説明が不十分なこともあるので、理解を助けるために用語集を併用するのがオススメです。『日本史B用語集』(山川出版社)のように、時代別・テーマ別になっている用語集を選び、利用しましょう。重要用語に関わる用語、単語を調べながら、事件や出来事の相互関係を捉えるようにしましょう。
学習院大学法学部の日本史の試験にはひとつのテーマについて原子から近現代までといった大きな時間の流れを見渡すテーマ史の問題が出題されます。こうしたテーマ史の問題に対応するためには、様々な観点から教科書や資料集、用語集を読むことが大切です。
史料問題対策
史料問題は、毎年必出というわけではありません。けれど、年度によっては、史料集を読み込んでいないと正解を導けない問題も出題されています。ですから、念のために対策は必要です。
史料集に収録されているレベルの基本史料集は、しっかり読み込みましょう。史料集本文だけでなく、解説や注釈にも目を通し、史料の出された経緯、時代背景なども押さえておくことが重要です。出典史料の本文には、時代を表わすキーワードやヒントが隠されているので、そういったものを見つけられるようにしておきましょう。
史料集に収録されている基本の史料集を確実に押さえておけば、史料読解力も上がります。初見の史料でも対応できる力を身につけられるので、必ず対策をしておきましょう。
テーマ史の対策が必須
分野別の通史がよく出題されるため、テーマ史の対策は必須です。
テーマごとに要点をまとめ、縦の流れで日本史を理解するようにしましょう。オーソドックスなテーマ(政治史、経済史、文化史、対外関係史、社会史)は、重点的に学習することをおすすめします。
教科書や参考書をただ読んで覚えるのではなく、手を動かしてノートにまとめる作業を必ずしてみましょう。考えながらまとめることで、重要ポイントや通史を理解しやすくなります。また、手を動かしながら学ぶので、学習内容が定着しやすくなります。
ただ、ノートにまとめるのはどうしても時間がかかってしまうので、入試までにそれほど時間がない場合は、テーマ別の問題集(穴埋め式がベスト)を1冊解くのも良い手です。1度解いて終わりではなく、何度も繰り返しやり直し、サブノート的に使えるとさらに良いでしょう。解説や図解ポイントが充実した問題集を選び、自分の知識、理解を補強することが重要です。
さらに短期間で最大の成果を上げるためには、学習院 法学部の日本史傾向に詳しい人に教えてもらうのも良いでしょう。傾向をよく知っているので、学習院法学部の日本史で狙われやすいテーマ史、押さえておくべきポイント等を的確に指導することができます。無駄なく、合格に直結する力を身につけることが可能です。
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